声楽家♪立原ちえ子さんのBlog です。立原先生の魅力をお伝えするべく卒業生tsunobueが勝手にはじめたBlogでした。さてさて、最近は、Blogをやる気になった先生から届くメールを元に投稿しています。


by tsunobue
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珍品オペラ? そして ゲッツ!

珍品オペラレコード愛好会」の別冊解説書を読んできました。「すぐれた珍しいオペラ・レコードを発掘し楽しむ会」とも書いてありました。

コルンゴルドのオペラ「死の都」
台本のパウル・ショットは、実在の人物ではなく、コルンゴルドの出版社の名をそのまま使ったもので、テキストはコルンゴルド父子の合作による。
オペラの内容は
第一幕 
ブリュージュにある家で、パウルは何年もの間、亡き妻マリーの思い出にひたって暮らしていた。マリーの思い出を集めた部屋には、肖像画をはじめ、彼女の使った品々それに金髪も飾ってある。そんなパウルが、マリーに生き写しのダンサー、マリエッタに出会い、マリーが生き返ったとなつかしむ。
そこへ、肖像画のマリーが歩み出て「私たちの愛はいつまでも続くのよ。でも、あなたは私の姿が見えているから私を愛しているのよ。あなたのそばにいて生き続けない人のことなんか忘れるでしょう。他の女の人が、あなたを誘惑するけれど、よく見てしっかり見抜くのよ」と言い消えていく。
第二幕
パウルはマリエッタへの思いが捨てきれない。友人フランクとマリエッタをめぐってライバルとなり、言い争ってしまう。自分の魅力を知り使いこなす、モテモテのマリエッタに、パウルは「君を愛したことなんかない。君を愛しながら、死んだ永遠の恋人を愛していたんだ!」と言うが、マリエッタの誘惑に負けてしまう。(かなり頑張るのですが、最後はめろめろです・・・
第三幕
マリエッタはマリーとの対決姿勢をくずさず「私は、あなたを独り占めするか、あきらめるか、どっちかよ」と言う。マリーの思い出の部屋の金髪を首にまき、踊るマリエッタに興奮したパウルは、その金髪でマリエッタの首を絞め、殺してしまう。
舞台が明るくなると、マリエッタの死体はない。そこへ、マリエッタが忘れていった傘とバラを取りに来る。それと入れかわりに、友人のフランクがやってくる。
パウルは「私は、もう彼女と会わないだろう。きびしい現実の夢が、幻想の夢をこわしてしまったんだ。我々はこの世に生きるよりどころを失わずに、死者をどこまで悲しむべきだろうか。どこまで悲しんでよいのだろうか。」と生と死は別のものである事を悟り、フランクの誘いに応じて旅にでる。
マリーに「明るい天国で私を待っていてくれ。この世に死者がよみがえることはないんだ。」と告げ、死者の思い出をすべてぬぐいとり、ゆっくりと思い出の部屋を出てゆく。
音楽は、美しくて他の作品を聴いてみたくなりました。この「死の都」を舞台で見てみたいと思います。スクリーンを使ったりして、幻想的で美しい舞台が出来ると想像しながら聴きました。今回、先生はこのダンサー・もてもてマリエッタのアリアを歌います。

Goetz,Hermann(Gustav)
ヘルマン・ゲッツ(チラシにはヘルマン ゴッツと書いてあります)については、録音資料があまりなくて、今回は聴く事が出来ませんでした。
「ニューグローブ世界音楽大辞典」で調べてみると・・・
(1841年~1876年)
ゲッツの音楽は、繊細で洗練された芸術的個性の表現であり、俗悪さはみじんもない。しかし何世代にもわたって批評家が肯定的な評価を下しているにもかかわらず、彼の作品はスタンダードなレパートリーとして、それにふさわしい永続的な位置を占めるに至っていない。
今回、演奏される「じゃじゃ馬ならし」は
晩年、彼の健康状態が急激に悪化しつつあるときに作曲された。1868年に着手したコミック・オペラで、この作品によってゲッツの名声は急速に広まり、ゲッツのもっとも有名な作品となった。19世紀ドイツのコミック・オペラ中の傑作の一つに数えられている。
ゲッツは、さりげないユーモア、洗練された性格描写とアンサンブル書法からみて、モーツアルトの強い影響を受けている。

残念ながら、ゲッツは珍品オペラに入れてもらえなかったのか、別冊解説つきの録音資料もなく、ルチア・ポップが歌った録音があるようなのですが、今回は見つける事が出来ませんでした。ルチア・ポップ好きなtsunobueは、とてもとても残念でした。。。「じゃじゃ馬ならし」は、シェイクスピアの??と勝手に思っているのですが・・・真相は、立原先生のリサイタルで解明されるのでしょうか?
それでは、会場で!!
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by tsunobue | 2004-11-19 04:30 | リサイタル