声楽家♪立原ちえ子さんのBlog です。立原先生の魅力をお伝えするべく卒業生tsunobueが勝手にはじめたBlogでした。さてさて、最近は、Blogをやる気になった先生から届くメールを元に投稿しています。


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カヴァレリア・ルスティカーナ

マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」の「ママも知るとおり」というアリアが、私はとっても好きです。好きな歌が自分にあっているとは限らないのが、なかなか思うようにいかないものです。

あるレッスン後の会話です。

先生「なにか、歌いたいのがあったら言ってみなさい」
つの「でも~、絶対無理だからぁ~」
先生「あら、言うだけなんだから言ってみなさい」
つの「あの、ママも知るとおり」(り、がいい終わるや否や・・・)
先生「カヴァレリア・ルスティカーナの?無理よ~」

だから、無理だってぇ~。。子供が、怒らないから本当のことを言いなさいっていわれて、正直に言ったら・・・という気分でありました。あ、昔の話ですよ。



今回の演奏会では、「カヴァレシア・ルスティカーナ」のアリアは歌われませんが、どんなストーリーかというと

19世紀の後半、シチリアのある村でのこと。村の若者トゥリッドゥは美しいローラと結婚の約束をしていたが、彼が軍隊に入隊している間に、ローラは金持ちのアルフィオと結婚していました。軍隊から戻ったトゥリッドゥは自分を棄てたローラへの当てつけに、村の娘サントゥッツァと深い仲になるが、それを嫉妬したローラは亭主の目をぬすんでトゥリッドゥを誘惑して、2人は人目をしのぶ関係を続けていた・・・

この事に苦しむサントゥツァが「私は彼を愛している、でも彼はローラを!」と歌うアリアが「ママも知るとおり」です。カッコいいんですよね。。。でも、どどーんとした声がないと。

短い一幕のオペラですが、ぎゅっと凝縮されていて、ライヴ録音を聴くと、観客の熱狂振りが伝わってきます。

オペラというと「高尚な趣味」なんて言われてしまうのですけど、内容は昼メロといった感じだと私は思います。ただ、演奏を聴いていると、高尚なものという気分になってしまうのも分かる気がします。

今回、歌われる「アヴェ・マリア」ですが、他のアヴェ・マリアと違って、豊かな声の人が歌ったものの方が私はピンときます。最後の、高い音の柔らかなPPが生きてくる感じがします。
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by tsunobue | 2005-02-05 21:46 | リサイタル