声楽家♪立原ちえ子さんのBlog です。立原先生の魅力をお伝えするべく卒業生tsunobueが勝手にはじめたBlogでした。さてさて、最近は、Blogをやる気になった先生から届くメールを元に投稿しています。


by tsunobue
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エルナーニ

ジュセッペ・ヴェルディGiuseppe Verdi(1813-1901)の初期の作品、歌劇「エルナーニERNANI」。
原作はヴィクトル・ユゴーの「エルナニ」で1844年に初演されました。

第1幕 「山賊」
第一場 アラゴンの山中
 山賊たちが酒盛りをしている。そこに首領のエルナーニが現れる。彼はアラゴンの大貴族なのだが、父親がカスティーリャの王ドン・カルロに殺され、今は山賊なっていた。彼は恋人エルヴィーラが、彼女の後見人のシルヴァ大公に結婚を明日にと迫られている事に悩み、アリア<色あせ花の茂みの露のようにCome rugiada al cespite>を歌う。山賊たちは彼の心を察し彼女を略奪しようと言う。

第2場 シルヴァ城のエルヴィーラの部屋
 エルナーニを愛するエルヴィーラシルヴァ大公に結婚を迫られ悩み、アリア<エルナーニ、私を奪って逃げてErnani,involami>を歌う。侍女たちが結婚の祝いに来るが彼女は喜ばず、侍女たちを退かせる。そこに国王ドン・カルロが従者も連れず一人で現れ、愛人となって宮廷に来るようにと口説くが、エルヴィーラはかたくなに拒絶し、王が彼女を強引に連れて行こうとした時、秘密の扉からエルナーニが現れ彼女をかばい、国王に父の仇と決闘を挑む。
そこにシルヴァが帰ってくる。彼はエルヴィーラの部屋に2人の男がいるのを見て驚き悲しみ、2人を外に出して剣で話をつけようとするが、国王の侍従が現れカルロに敬意を表するので、1人が国王であることを知り、失礼を詫びる。王は今夜はこの城に泊まりたいと告げ、エルナーニを自由にしてやってくれと逃がしてやる。

というように、話は進んでいきます。最後に待っているのは、悲劇・・・



第2幕 「客人」シルヴァ城の大広間
 エルヴィーラと城主シルヴァの結婚の祝宴に、巡礼者の姿をしたエルナーニが「婚礼の祝いにこの首を」と現れ皆を驚かせる。
部下にも逃げられ、国王からは多額の賞金をかけられ、自暴自棄になっているエルナーニ。
2人きりになった時、エルヴィーラはエルナーニに「どうしようもなければ祭壇で自殺するつもりだった」と告げ、誤解が解けた2人は固く抱きあう。
その光景を見たシルヴァは裏切りに怒るが、その時、王ドン・カルロがエルナーニを探しにやってくる。シルヴァはエルナーニを匿い、エルナーニを見つけられなかった王はエルヴィーラを連れ去ってしまう。
シルヴァから事の次第を聞いたエルナーニは自分の角笛(←とても重要なものらしいです。)を差し出し、この音を聞いたときエルナーニは死ぬと誓い、シルヴァと共に王に復讐する事を誓う。

第3幕 「慈悲」アクィスグラーナのカルロ大帝の雲廟
 ここで反逆者たちが集まって陰謀が企てられる事を察知し、先回りしてきた国王は、雲廟の中に姿を隠す。
反逆者たちは、王を殺害する男をくじ引きでエルナーニに指名する。勇壮な<陰謀の合唱Congiura>を歌っていると、大砲の音が聞こえ王が登場する。
王ドン・カルロは、神聖ローマ皇帝に選ばれ、反逆者たちは一網打尽、首謀者は即死罪を申し渡される。
この時、エルヴィーラが身を投げ出し「皆に慈悲を」と願い、王は大帝の徳を思い、皆を許し、小さな私欲も捨て、エルヴィーラをエルナーニの花嫁とする。
一同は、新皇帝カルロ五世を讃える(合唱)。名誉を傷つけられ、なおいっそうの復讐を誓うシルヴァを除いて。

第4幕 「仮面」サラゴザにあるエルナーニの宮殿
 婚礼の祝宴が華やかにくりひろげられ、エルナーニとエルヴィーラはテラスで、やっと結ばれた事を喜び合う。
その時、遠くから例の(2幕でエルナーニがシルヴァに差し出し、この音を聞いたとき自分は死ぬと誓った)角笛の音が聞こえる。
青ざめた彼が彼女を別室に薬を取りに行かせた時、シルヴァが角笛を示しながら、短刀か毒薬のどちらかを選べと命を要求しに来る。
エルナーニは「やっと幸せを得た自分に一夜の猶予を」と願うが、シルヴァは許さない。
エルナーニは誓いを守って短刀を胸に刺し、後を追おうとするエルヴィーラを止め、息絶える。
(永竹由幸 ワーナーミュージック・ジャパン「ベルディ選集10 歌劇<エルナーニ>」解説より)

・・・と、上手くまとめられなくてながーくなってしまいましたが、最後は、角笛の音で死ななきゃならなくなっちゃうんですね。うーむ。。。

今回の演奏会で、先生が歌うのは、第一幕2場、エルナーニと愛し合っているのに、シルヴァと結婚しなければならず悩んで歌われるアリア<エルナーニ、私を奪って逃げてErnani,involami>です。
このエルヴィーラがモテモテです。エルナーニ、シルヴァ、王・ドン・カルロ、三人から結婚、愛人と迫られるんですから。あまりに、モテ過ぎるのも、悲劇なんですね。
モテないtsunobueには、良く分からないんですけど、角笛の音で幸せの絶頂から、悲劇へっていうのが・・・ショック~
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by tsunobue | 2005-02-08 23:03 | リサイタル