声楽家♪立原ちえ子さんのBlog です。立原先生の魅力をお伝えするべく卒業生tsunobueが勝手にはじめたBlogでした。さてさて、最近は、Blogをやる気になった先生から届くメールを元に投稿しています。


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トスカ

Giacomo (Antonio Domenico Michele Secondo Maria) Puccini
(1858.12.23~1924.11.29)
プッチーニ一族中、もっとも有名な人物。
ヴェルディ以降、近代イタリアの生んだオペラ作曲家の中でも最大の成功を収めた。


のだそうです。プッチーニなんて簡単に呼んでますけど、こんなに長い名前なんですね。

歌劇「トスカ Tosca」
ビクトリアン・サルドゥーの戯曲「トスカ Tosca」をオペラ化する計画は、1889年「エドガール」初演の直後に立てられた。しかし、暴力や流血ざたの、このメロドラマが自分の資質に合っているかどうか、プッチーニはしばらく思い迷う。ヴェリズモ(真実主義)の領域に足を踏み入れるのは、これが初めてだった。(トスカを作曲した頃、マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」が成功。ヴェリズモオペラが話題になっていた。←BMG「トスカ」解説より)
初演はローマ(コンスタンツィ劇場、1990.1.14)で爆弾が投げ込まれるらしいという不穏なうわさが飛び交う異様な緊張のうちに行われた。異変は何もおこらず、オペラ「トスカ」はローマの聴衆には非常に好評を博した。
批評家たちは、それとは対照的に筋立てのサディスティックな残忍さ、粗暴さを非難し、プッチーニ本来の叙情性がそのために損なわれていると主張した。
しかし、場の雰囲気と劇中人物の変化に逐一呼応する適切な音楽の書法など、プッチーニの卓抜な手腕は彼らも認めた
今日では、台本の「強烈な」場面からさえ、プッチーニの引き出しえた叙情性こそ賞賛すべきものとされている。

「ニューグローブ世界音楽大辞典」より

その「サディスティックで残虐」「粗暴」といわれる物すごそうな「トスカ」の内容は




1800年のローマ。
画家のカヴァラドッシは脱獄犯人(政治犯の友人)のアンジェロッティを自分の別荘にかくまう。情熱的で嫉妬深い彼の恋人トスカは、アンジェロッティを探す警視総監スカルピアの「カヴァラドッシが別の女と密会している」という嘘の罠にはまり、嫉妬に狂って別荘に行く。総監の部下に跡をつけられて、アンジェロッティは見つからなかったものの重要参考人としてカヴァラドッシが連行されてしまう。
恋人が連行されて飛び込んだトスカは、カヴァラドッシの拷問に立ちあわせれ、その悲鳴に思わずアンジェロッティの居場所を白状してしまう。拷問室から出てきたカヴァラドッシはトスカの裏切りに怒るが、その時ナポレオンの大勝が伝えられ狂喜し、激怒したスカルピアに投獄される。
トスカは、スカルピアに恋人の助命を乞うが、処刑は形だけで空砲にすりかえる代償に、身体を求められ、悩んだ末に要求に応じると答える。
(この窮地に追い込まれ悩むトスカが歌うアリアが「歌に生き恋に生き」です。)
迫るスカルピアに、国外に逃げる通行証を頼む。スカルピアが机に向かっている間に、トスカはナイフに気づいて隠し持ち、書き終わったスカルピアが抱擁しようとした瞬間、胸にナイフを突き立てる。
「これがトスカの接吻よ!」
スカルピアは絶命し、トスカは通行証を、その手からうばって立ち去る。
通行証を手に、トスカはカヴァラドッシのもとへ向かい「処刑は形だけで空砲だから、上手に死んだふりをするのよ。」と伝え、物陰にかくれて待つ。
処刑が終わり、カヴァラドッシに近づくと、血が・・・。空砲の約束は嘘で、カヴァラドッシは死んでいた。
スカルピアが殺された事が分かり、トスカを探しに部下がやってくる。
トスカは、「スカルピア、あの世で」と復讐を誓い、胸壁から身を投げる。

今回の演奏会では、恋人カヴァラドッシを助ける代償に「おれのものになれ」とスカルピアに迫られてトスカが思い悩んで歌う「歌に生き恋に生き」が歌われます。

このすけべ男!スカルピア、本当に悪役そのものです。今のドラマにも「おれの女になれば・・・」という、いやーな奴は出てきます。この悪役、ドラマを盛り上げる上では重要な役どころなんですね。
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by tsunobue | 2005-02-11 23:30 | リサイタル